姫取物語
「普通に触ってれば分かるよ。女の子の身体じゃないもん。女の子よく知らないけど」

「へぇ……?」


「妬いちゃった?」

「べつに?」

なんで妬かなきゃならないんだ。この俺が。

「つーかさっさと退けよ。俺もう眠い」

「つれないねぇ……。ま、良いや。おやすみ」

「……おやすみ」

あぁ。良かった一緒に寝ようとか言いださなくて……。

「あ! 一緒に寝ちゃったりしちゃったり?」

「死ねっ!」
< 28 / 210 >

この作品をシェア

pagetop