姫取物語
すでに布団に入っているこの状態で聞くのもなんだが……大丈夫。まだ長襦袢着てるから。

「本当に良いの……?」

かぐやの頭を撫でながら問い掛ける。

「……うん」

「そう……?」




撫でる手つきに熱を灯して、触れる唇に甘さを求めて、痛みと快感を感受して、出口はすぐそこ……。




帝の方が優しくて、甘美で、気持ち良くて……すぐにいっぱいになる……。
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