姫取物語
「うわぁ……凄い! 琴っていっぱいあるんだね?」

「面白いだろう? どうだい? 弾いてみないかい?」

「え!? 良いの?!」

「良いよー」

「うーん……でもなぁ……」

俺なんかが弾いて良いのかなぁ?

「弾いてみたら?」

「え?」

いきなりの帝からのアドバイス。

「最近、家でも弾いてなかったじゃん?」

「うー……おじさん、ホントに弾いても良いの?」

「もちろん」

「じゃぁ弾く!!」
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