Love story's
「七星の夢が叶うように、おまじないでもしとくか」


思い立ったような表情の上杉先生に、小首を傾げる。


「効果絶大だぞ」


「どんなおまじないなの?」


そう尋ねると、上杉先生がフッと笑った。


「目閉じて」


戸惑いながらも言われた通りした直後、唇に感じたのは優しい温もり。


本当だね……


これならきっと、効果絶大だよ……


あたしは、上杉先生がくれた甘いキスにまた幸せな気持ちが大きくなって、柔らかい愛を感じていた。


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