Love story's
“七夕”と言う聞き慣れない言葉にリリーが小首を傾げると、アレンが笑顔で説明を始めました。


実はほんの少し前、彼は自国に来ていたある国の商人から、七夕の話を聞いていたのです。


アレンは商人からその話を聞いた時、ロマンティックな事が大好きなリリーに七夕の習慣を話して笹を飾れば、彼女が喜ぶに違いないと思ったのです。


彼の予想通り、リリーはとても楽しそうに話を聞いています。


そして、織り姫と彦星の事を話した時には、彼女の表情がキラキラと輝いていました。


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