Love story's
「あぁ。残念ながらそれは手に入らなかったけど、折り紙と言うのは色の付いた紙らしい。それなら、この国にも売ってるだろう?」


「えぇ、確かに」


リリーが頷くと、アレンは笹と一緒に持って帰って来た箱を開けました。


「まぁ!さすがアレンね!」


中に入っていた色とりどりの紙を見て、彼女が満面に笑みを浮かべました。


紙の形は様々ですが、カラフルなそれはとても綺麗です。


ところが、つい今まで瞳を輝かせていたリリーが、不意に困った顔になりました。


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