Love story's
「ショップとかカフェの店員やったら、羅夢に向いてるんちゃう?服とかケーキとか、好きやろ?」


「そんなんで、ほんまに生活出来ると思ってるん?」


呆れながら返した後で、唇をギュッと噛み締めた。


晴稀の言葉に、ため息が漏れてしまいそうになった。


彼の発言を聞いていると、頭が良いのか悪いのかわからなくなる。


「でも好きな物に囲まれてる仕事やったら、きっと頑張れるやろ?」


「だから……」


少しずつ苛立っていったあたしは、とうとう我慢出来なくなってしまった。


「それじゃ、やっていかれへんやん!」


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