Love story's
晴稀の方に体を向けて、彼の顔を睨むように見た。


「でもショップの店員とかやったら、オシャレな羅夢には向いてると思うし……」


「だからっ……!」


「それか、俺の嫁!」


晴稀はあたしの言葉を遮るように、強引に言い切った。


「えっ……?」


“俺の嫁”……?


あまりにも突然過ぎる出来事に、思考が追い付いてくれない。


晴稀は言葉を失ったあたしを見つめながら、ゆっくりと口を開いた。


「あ〜、えっと……。だから……俺のとこに永久就職とか、どうですか?」


「え……?」


“永久就職”……?


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