Love story's
「紫、そろそろ飯でも食う?」


虹ちゃんに声を掛けられて時計を確認すると、19時を回った所だった。


「あ、もうこんな時間だったんだ」


呟きながら、部屋の中を見渡す。


少しずつ荷解きをするつもりだったのに、今日だけでほとんど片付いてしまった。


それだけ必死になっていたんだって事に気が付いて、苦笑してしまう。


「随分片付いたな」


「キッチンは、まだ中途半端なままだけどね……」


苦笑いのまま返して、二人でキッチンに行った。


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