Love story's
「あたしも、ほんまはめっちゃ会いたかった!」


「えっ?」


「で、でもっ……!家の手伝いで忙しい香坂君に、そんなん言ったらアカンって思って……。てか、何て言ったらいいのかわからんかったし……。でもっ、電話とかメール出来るだけで充分嬉しかったのも、嘘じゃないねん!だから、あのっ……!」


どんな風に伝えたらいいのかわからないまま、ただ素直に思った事を口にした。


智恵の言う通りにするつもりは無いし、悲しい訳でも無いのに、何だか涙が溢れてしまいそうだった。


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