Love story's
「おはよう」


朝食の準備が出来た頃、冬夜が欠伸をしながらリビングに入って来た。


「おはよ。髪、ボサボサだよ」


「マジ?じゃあ、後でシャワー浴びるか」


独り言のように呟いた冬夜は、あたしの額に唇を落とした。


それから彼の視線に促されて、軽いキスを一度交わす。


そして、最後は決まって、冬夜があたしの下腹部にもキスをするんだ。


下腹部へのキスは、妊娠がわかってから彼が始めたんだけど…


新しい習慣にまだ慣れていなくて、毎回くすぐったい気持ちでいっぱいになってしまう。


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