Love story's

「俺、最初にハッキリ言ったよな？『お前の事は別に好きじゃない』って。それでも、『付き合って欲しい』って言ったのはお前の方だろ？」


「で、でも……」


「“でも”、何だよ？俺はデートとか好きじゃねぇけど、一緒に帰る時には買い物だって付き合ってるだろ？」


「そうじゃなくて、休みの日にも会いたいの！あたし達、休みの日は一回も会った事ないんだよ？」


「俺は、バイトがあるって言っただろ」


「でも……ちょっとくらい、あたしと会う時間作ってくれたって……」


話せば話す程、俺の中に苛立ちが募っていく。