Love story's
「その顔、反則やわ……」


「え……?」


小首を傾げると、雷が視線を逸らしながらボソッと呟いた。


「めっちゃ可愛い……」


その瞬間、あたしは恥ずかしくなって、頬が熱くなっていくのを感じた。


「なっ……!?もうっ!!からかわんといてよ!すぐからかうねんから!」


「アホか!からかってへんわ!言うとくけどなぁ、俺から見たらお前はめっちゃ可愛いねんぞ!」


照れ隠しのつもりで言ったのに、雷の言葉で益々恥ずかしくなってしまった。


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