詩的短文

綿帽子

山が真っ白な綿帽子を被っている。

そんな時僕は君と出逢った。

そして雪が融け、木々が芽を出した頃

二人は恋に堕ちた。

木々の葉が赤く色づき、木枯らしが木々の葉を散らす。

山には新たに白い綿帽子。

そして今、君は僕の横で白い綿帽子を被っている。
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