My Prince
「・・・あんたたち、そろそろど-なのよ!?」


おばちゃんが少々興奮気味に言ってきた。


「何がだよ。」

柊聖は相変わらずそっけない。


「2人とも、もう18じゃない?だから!」


いまいち何を言ってるかあたしはまだ理解できない。



「でもまだ俺ら高校・・・」


柊聖は理解しているらしく、おばちゃんに言った。



「大丈夫よ。バレたらあたしが責任もって

なんとかするわ。

・・・それに、あと半年したらあたしと美玖たち、

海外行くし。(笑)」






美玖というのは、あたしのお母さん。


あたしは小声で、柊聖に話しかけた。


「・・・ねえ、一体何の話なの?」



すると柊聖は一息ついてあたしにこう言った。

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