ゴーストオブアイデンティティー
驚き呆然とするヤナセに、ヤヨは少し羞恥心に染まった顔で笑いかけた。


「これが私の気持ちですが、何か問題でも?悩まないで、ヤナセ。後は全部ヤナセ次第ですよ」


それだけを言い、ヤヨは部屋をあとにした。






ドアの閉まる音で自失から戻ったヤナセは、終始無言で。


だがしかし何かを決意した表情で。

PCの電源を切り、部屋を出た。

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