ゴーストオブアイデンティティー
ヤヨは思う。
「私は戦女神。戦いを美ともみなすし、人を殺すし、残忍で、冷徹です。それでもって泣くんです。私のどこかが。何で殺すんだろう?何で死ぬんだろう?何でここまで出来るんだろう?逃げる者でもひたすら殺し、それにうっすら満足して。うっとりして。泣くんです。涙が出るんです…傷付けたのに…傷付くのは自分。最低なんですよ私は」
「…それがどう繋がるの?」
「笑顔って…素敵ですよね」
唐突に、ヤヨは言った。
「死ぬ時でも、生きる時でも、どんな時でも。笑顔って…素敵ですよね?思いませんか?」
「…知らないわ。私の笑顔をみんな嫌うもの。兄さんだって…」
「私は好きですよ?あなたの笑顔。純粋で、綺麗です」
「……言ってなさい。で?」
「みんな死ぬ時は、悲しい顔をする。絶望しちゃうんです。幸せだった事や、希望をみんな、忘れてしまう。そんなのは嫌だなって、私は思います」
「だから笑顔?下らないわね」
「私は戦女神。戦いを美ともみなすし、人を殺すし、残忍で、冷徹です。それでもって泣くんです。私のどこかが。何で殺すんだろう?何で死ぬんだろう?何でここまで出来るんだろう?逃げる者でもひたすら殺し、それにうっすら満足して。うっとりして。泣くんです。涙が出るんです…傷付けたのに…傷付くのは自分。最低なんですよ私は」
「…それがどう繋がるの?」
「笑顔って…素敵ですよね」
唐突に、ヤヨは言った。
「死ぬ時でも、生きる時でも、どんな時でも。笑顔って…素敵ですよね?思いませんか?」
「…知らないわ。私の笑顔をみんな嫌うもの。兄さんだって…」
「私は好きですよ?あなたの笑顔。純粋で、綺麗です」
「……言ってなさい。で?」
「みんな死ぬ時は、悲しい顔をする。絶望しちゃうんです。幸せだった事や、希望をみんな、忘れてしまう。そんなのは嫌だなって、私は思います」
「だから笑顔?下らないわね」