ゴーストオブアイデンティティー
「若さ」「健康」

自分が売りにしている部分が全て駄目になった事に、苦笑するしかなかった。


汚れる事を気にせず、桐は横になった。


それにしても、自分が貧血など珍しい事も起きるものだ。というより、貧血なるものをした事がない。


「無理、してたのかな?」


桐自身としては、万全の体制でいたつもりなのだが…

今後の取材予定を変えなければならないかもしれない。



頭の中で予定を組み立てながら、桐は目をつむり、身体を休めた。

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