ゴーストオブアイデンティティー
自分達人間より、『高性能』なロボット(この場合、スパコン等は除く。あくまで人型で、会話や日常生活を共にする、AIを想定してほしい)が、もし、完璧な『心』を創りあげた、若しくは『心とは何か』という、永遠の人間性をテーマとした浪漫に簡潔な、歪曲の無い(真っ直ぐ過ぎて面白みの無い)答えをはじき出し、終止符をうつ、等という事が起こってしまうのは、あってはならない事態なのだ、と考える輩が、少なからずいる事が原因と考えられる。

まあ、実際はもう手遅れではあるのだが、それを認めたがらない、絶望的感性の甲斐性無しがいる事に、嘲笑を禁じ得ない。

人間とは、否定こそが最大限の肯定なのだ。

逆説の極み。

それらを踏まえた上で断言しよう。

ロボットに、『心』はある。



失礼、話が反れた。

そろそろ方向を修正しよう。


『心』の存在。

先ず、『心』とは、なんであるか。


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