ｺﾞｰｽﾄｵﾌﾞｱｲﾃﾞﾝﾃｨﾃｨｰ

なのに何故！？何故！？何故！？何故！？




「なんで兄さんは私を救わない！？救ってよ！！助けてよ！？私を見てよ！？見つけてよ！？」


私を見放すな。見離すな。

手を差し伸べて？

救って？

助けて？

私を呼んで？





「じゃないと私…もう…………独りだ…」




私は、誰も見ない。誰も、私を見ない。独りぼっち。究極の、アイデンティティーの確立。


何も嬉しくない。私が私でいられるのは、幸福がいたからだ。幸福から見放されたら、私が私でなくなってしまう…



でもしかし。

こうも闇風は考える。仮に…仮にだ。私がNWOHG計画の実験体として生きてきたとしよう。

その場合に






・・・・・・・・・・・・
幸福は必要あるのだろうか？