ゴーストオブアイデンティティー
「HEY YOU!!」
幸福の言葉に、無線をもったまま呆然としていた身体がビクッと震えた。
「Can you speak Japanese?
I have some questions.
Answer. OK?」
ガクガクと首を縦に振る。
ライターを灯り代わりにつける。夜目で暗闇に慣れている為、十分な灯りだ。
マスクを外させる。未だ若い女だった。
外すべきではなかったと幸福は後悔する。
アイツと重ねてしまう。
舌打ちをして、思考を切り替える。
「どこの部隊だ?」
「イ、EU…」
EU―――――
「…偉くなったもんだな、たかがクズの塊が」
幸福の言葉に、無線をもったまま呆然としていた身体がビクッと震えた。
「Can you speak Japanese?
I have some questions.
Answer. OK?」
ガクガクと首を縦に振る。
ライターを灯り代わりにつける。夜目で暗闇に慣れている為、十分な灯りだ。
マスクを外させる。未だ若い女だった。
外すべきではなかったと幸福は後悔する。
アイツと重ねてしまう。
舌打ちをして、思考を切り替える。
「どこの部隊だ?」
「イ、EU…」
EU―――――
「…偉くなったもんだな、たかがクズの塊が」