ゴーストオブアイデンティティー
此れは私が信じてやってきたモノそのものであり、私自身が否定する事は無い。

断固として、有り得ない。

此れは私にとって真実であり、唯一であるからだ。




故に、別段、構う事は無い。信念を曲げる事に、何ら意味は成し得ない。

しかし、世界は私を否定するだろう。


「人道」という盾をもってして、私を縛り付けるだろう。

世界は、そう、「人間」で満ち溢れているからだ。


常識を携えた「人間」には、私は嫌が応にも「悪」だ。

違いない。



しかし。

しかしだ。


その悪が結果的に「正」となる事が有り得る事を、忘れてはならない。

その「正」の為に、私は存在している。


その「正」が有る限り、私は悪にでも何にでもなるだろう。


言うなれば…必要悪。

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