シャボン玉
「ねぇ、蓮彼女は?」

この美形なら普通居るでしょ。

「今聞く?!あんなに口説いてんのに…。」

しょんぼりする蓮に、私がクスッと笑うと、蓮は表情を緩ませた。


ディナーはあっという間で、蓮はお金を素早く払うと、TAXIでまた家まで送ってくれた。

「今日楽しかった、ありがと♪」
「あぁ‼学校来いよな?」
「OK‼」

蓮は最後も
「絶対彼女にしてやるから」
って口説き文句を入れて帰っていった。


蓮とのディナーは、頭にこびりついて、明日の制服を、私は気がつくと試着していた。

「…結構似合ってる?」

一人事を呟いて、眠りについた。

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