シャボン玉

写真は簡単な事に、隣の空き部屋で撮って終わった。
「あの~…。私応援してます!だから、頑張ってください♪」

「う…うん。ありがと。」

その子は私に笑顔をいっぱい送ると、手を握ってきた。
変な子…。

「あの…林道 雅ちゃん…」
「ん?」

「と…友達になって!」

唐突に叫ぶように言った彼女に、一瞬ビビりながら、『友達』という言葉に心が跳ねた。
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