シャボン玉

~距離~

学校にはもう単位が足りなくなるからしっかり毎日行くようにはなった私。

朝蓮が何を言おうと、私は無視をする。

イキナリこれは可哀想かもしれないって思った。

でも…私の満たされない心は、蓮を拒絶していた。

「ねぇ雅、蓮クン可哀想だよ?」
「だったら彼女んとこ行けばいいのに…」
「蓮クンに彼女?雅バカじゃない?」

…“バカじゃない?”

…はっ?

意味分かんない。


「なぁ、雅。んな事で俺って避けられてたの?」
「れ…蓮?!」
「ほらっ、しっかり理由を話してあげな♪」

そういって聖奈は立ち上がり、他のグループへと入っていった。

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