シャボン玉

「蓮だよっ♪あけてくんない?」

「う、うん。」

ちょっと無防備すぎるかなぁ…。」

近くにあったパーカーを一枚羽織って、ドアを開けた。


「こんにちは、雅♪」

「う、うん。よろしく。」


ルックスは確かにいいいかも…。
イケメンだしね。

んにしても紳士すぎない?
スーツ着てるし!

なんか調子狂うしぃ‼

「部屋綺麗だね♪」

「だって汚いのイヤだし。」

「まぁ、堅苦しいのもここまで!」

「はっ?」

「雅、ドレスカワイイね♪♪」

「そっちこそ、スーツいいじゃん。」


…最初はたわいもない、軽い話だった。


「…なんで蓮はあたしに逢ってみたかったの?」

一番の疑問点、初めに聴くべきだよね…。

「楊貴妃って噂と…。」

「噂と?」

「後は…、なんだっけ?」

「はっ蓮思い出せよ!」

「思いだしたら言うから‼だからカワイイ雅で居てよ。」

「意味分かんない。」

「俺のタイプって事♪」
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