青空応援歌

噂と彼女

次の日。
朝練が終わり、教室に向かいながら
昨日あったことを京子に話すと、自分のことのように喜んでくれた。


「えええええ!あんまんと頭なでなで!!??」


「う、ん!」


よかったじゃーんと京子も私の頭を撫で回した。


名前も、呼ばれちゃったんだよね。



『柚ちゃん!』



思い出すとついつい顔がにやける~!

私のことなんて忘れてるのかと思った。
でも、ちゃんと覚えててくれて
しかもあんな優しくしてくれた。


・・・もっと好きになっちゃったよ。



一人で思い出し笑いしていると、背中を誰かに叩かれた。



「いったぁ!何すんのよ!」


「お前な~、朝練くらい真面目にしろ!」




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