爽やかイケめんVS男嫌い女~恋のバトル~
すると転校生はまた爽やかな笑顔で笑ってこう言った。
「そんなの決まってんじゃんっ!
俺、小坂とグランプリ取りたかったから。」
転校生はそう言ってあたしの頭をポンっと優しく撫でる。
ドクン…
「…グランプリ…。」
あたしは小さく呟いた。
「やるからには絶対取るからな?」
…とれるわけないじゃん。
…でも…何でだろう。
この人となら…グランプリになれる気がするんだ…。