爽やかイケめんVS男嫌い女~恋のバトル~










すると転校生はまた爽やかな笑顔で笑ってこう言った。







「そんなの決まってんじゃんっ!
 俺、小坂とグランプリ取りたかったから。」







転校生はそう言ってあたしの頭をポンっと優しく撫でる。






ドクン…






「…グランプリ…。」




あたしは小さく呟いた。





「やるからには絶対取るからな?」






…とれるわけないじゃん。




…でも…何でだろう。





この人となら…グランプリになれる気がするんだ…。














< 64 / 208 >

この作品をシェア

pagetop