狼と赤ずきん。
ドッカーン!!
胸が破裂した。
じゃなくて
教室のドアがこっちに向かって吹っ飛んできた。
ギリギリ私には当たらなかったけど
本当に胸が破裂するぐらいビックリした。
一体何が・・・!?
ドアの向こうには黒いシルエットが立っていた。
「荒月 龍様、降臨!!」
もうお解かりだろう。
そう、魔王がその名の通り降臨してきた。
この時、私の想像以上の大嵐が私たちに向かって吹き
教室が凍りついた。
ここまでするか!!
私は心の中で荒月に怒鳴った。