狼と赤ずきん。



「私は強いの。


だから、あいつらなんて怖くないんだから。」




女の子がフフッと赤い目で笑う。



「学校楽しい?」



私は思ったことを聞いてみた。



「うん。楽しいよ。」



女の子はためらいもなく言う。




そして、ブランコから降りて私の目の前に立った。




うわぁっと足で急ブレーキする。



危なかったぁ。




女の子は気にせず私に何か言いたそうにうろつく。







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