狼と赤ずきん。




後期図書委員会の会議にちゃんと荒月は来ていた。




でも、なんだかむすっとした顔。




私は知らん顔した。




だって関係ないじゃん。



それから、荒月は休まず図書の当番に来た。



ちゃんと仕事やってるし…。



私はほっとして、受け付けの図書カードを整理していた。






「なぁっ。」



顔を上げると荒月が目の前で立っていた。





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