First Love
むっちゃんと知樹はさっさといなくなってしまった。

残された私と智道くん。

冷たい風が私達の間を吹き抜ける。



「…寒いから、異動しよっか」

「うん」

私達は顔を合わせないまま、駅へと歩き始めた。
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