また巡りあえるまで
「俺と付き合おっか」
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いつにもなく真剣な顔
こんな顔見たのはじめてだ
「同情とかいらないから」
でもむかついてくやしくて
手を離そうとしたけど
力が強くて離せない
そういうと和樹はうちの
目をみて話しはじめた
「なぁ?俺がチャラいのはな
好きな奴には2年も付き合ってる
彼氏がいたんだよ。
だから他の女でもその子くらい
好きになれるかもしれねぇ。って
思って遊びまくったけどり無理だった
今日その好きな奴は
彼氏と別れて泣いてた
好きな奴の涙みるのは辛い
だから俺と付き合って」
そういって微笑んで
涙を拭いてくれた
「まだ元彼の事引きずってるのに
それでもいいの」
そう言うと和樹は笑顔で頷き
「俺が時間かけて忘れさせるから」
……と一言いい
泣き止むまで頭を撫でてくれた