リアルアバター

『待って、俺でよかったら。』


『ありがとうございます。じゃあ仕事が終わったら電話しますね。』


彼女は店に戻って行った。


俺は浮かれて電車のホームへ向かった。


…しまった。


俺はてっきり忘れていた。


自分が自分でないことに…


< 16 / 218 >

この作品をシェア

pagetop