硝子の姫
佐々木ほのか
教室に向かう途中であの一瞬も狂いのなかった足音が突然ピタリと止まった
キョロキョロと辺りを見回す明人
『ー…ここどこだ?』
声変わりが終わっているにも関わらず 少し高めの声で明人は呟いた
そう 固派に見える彼明人は
実はかなりの方向オンチ…そう天然なのだ
キョロキョロと辺りを見回す明人
『ー…ここどこだ?』
声変わりが終わっているにも関わらず 少し高めの声で明人は呟いた
そう 固派に見える彼明人は
実はかなりの方向オンチ…そう天然なのだ