Strawberry & Chocolate
「なんだよ?俺、急いでんだけど?」
はっ!!
いやいや!!
見た目で判断すんのは良くない!!
とりあえず聞くだけ聞こう!
「あの、ちょっと俺、迷ってて職員室まで…」
「ごらぁー!!高山ー!!」
「げ…っ!」
な、なんだなんだ!?
先生らしき男がドシドシ俺らに近づいてきた。
「どこ行く気だ!?まぁた俺の授業サボるつもりだったろう!?そんなに補習受けたいのか!?」
「ウルサいッスよ先生。こんな近くにいんだからわざわざ怒鳴らなくても」
「ああそうだな!!でもこんなに叫んでもお前の耳には届かないらしくてな!!」
う…うるせーのはこっちだっつーのー!!
とばっちりはゴメンだっ!!
俺はその場から気づかれないうちに立ち去った。