Strawberry & Chocolate
No.48 傷ついた戦士達~小梅side
「ん…んんーっ!」
あれからまたぐっすり眠り、起きたら時刻は昼の3時を過ぎていた。
今日が日曜日で本当によかった…。
コンコンとドアをノックする音が響いた。
「はいっ!」
部屋の扉を開けると、そこには柳人の姿が。
「柳人、おはようございます」
「あぁ。つか、今はこんにちはだろ。…ケガは?」
「大丈夫です。薬が効いてるせいか、痛みほとんどありませんし。というか、むしろ調子がいいような…。柳人は大丈夫ですか?」
「あぁ。もうほとんどねぇよ」
「え!?あんな大怪我だったのに!?」
「なにやら魔法使いたちが一晩中手当てしてくれたらしいからな」
「そうだったんですね。後でお礼言わなくちゃ…」
「ああ。それで、月島が話あるらしいからリナが寝てる部屋まで来てほしいってさ」
「月島さんが…?リナまだ寝てるんですか?」
「目は覚めたらしいが…ベットから動けないんだとさ」
ベットから動けない…!?
リナ、そんなひどいケガを!?
あの時私がもっと早く駆けつけていれば…!!
「おい小梅、何自分を責めてんだよ。リナは別にケガしてるわけじゃねーって」
「ケガをしてるわけじゃない?一体どういうことですか?」
「会えばわかるって。行くぞ」
「は、はい」