Strawberry & Chocolate

「「は、初めまして…」」



「よろしくよろしくー。にしても中村さん、報告通りいい身体しとるのー」







いきなりセクハラなんだけどこのじいさん!!



つか一体どんな報告してるのよ月島先生!!








「最長老、補佐役の長老たちがいないようですが…」



「あーうん。彼ら今日代休でね。わし一人なんじゃよ」







代休て!



魔法使いにもそんなんあるの!?



つーかマジにこの軽くてふざけたおじいさんがこの国のトップなの!?



有り得ないんだけど!?








「マジじゃよマジ」



「…え?あたし、今声に出してた…?」



「まぁ他人の思考を読み取るくらいわけもないのー」



「ちょ…っ!何それ!?プライバシーもくそもあったもんじゃないんだけど!!」



「最長老、おふざけはそれくらいにして本題に入りたいのですが…」



「わかっておる緑。みなまで言わずともな。じゃが、中村さんの口からは直接聞きたいのぉ。お主はなぜわしのとこまできたんじゃ?」







なんか…この人にものを頼むのは気が引ける…。




でも、あたしだけが戦えないなんてもういやだから。







「あたし…魔法を使えるようになりたいんです!!みんなの力になりたい!!だからお願いします!!あたしに魔法を教えて下さい!!」



「うん。いーよ」







軽っ!!



必死のあたしが何か恥ずかしいんだけど!!
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