Strawberry & Chocolate

「すっげー威力だな中村さん!これならイーヴルも一撃で倒せるんじゃねーか!?」



「は、はは…」







あ、あたしが…やったんだよね…。



この穴…。




あたし、魔法…使えたんだ…!!



みんなと一緒に戦える!!







「やったぁーー!!」





楓くんと大ハシャギして喜んだ。



やったやったー!



こんなに早くこんなに簡単に魔法使えるなんて!



今までなんでできなかったんだろう…?




ま、いっか。



考えたってどーしよーもないし!



魔法は使えたんだし!








「なぁ、これで〝Hope Lights〟も直せるんじゃないか?」






あ、そうだよね。



本来の目的は傷がついた楓くんの〝Hope Lights〟を直すことだったもんね。



よーし!!







「なんとかコツは掴んできたからね!今度は〝Hope Lights〟を直すイメージをすればいいんだよね、キヌじぃ?」



「うむ。リナさんは飲み込みが早いのー」



「よしやるぞー!楓くん、〝Hope Lights〟出して!!」



「おう!よろしく中村さん!!」





楓くんから〝Hope Lights〟を受け取り集中する。



〝Hope Lights〟直るイメージを思い描く。



ヒビがどんどん消えていくイメージ…。



〝Hope Lights〟が一際大きな光を発する―。

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