Strawberry & Chocolate

……屋上から化学室に移動して一時間弱。



白衣の男…もとい、月島っつー教師から色々事情とやらを聞かされたが……。




そんなん信じられっか!



魔法とか怪物とかんなもんが存在するとか言われてもふざんなとしか言いようがねぇんだけど。







「これ…冗談…だよな?マジで言ってんじゃねぇよな?」



「君は何を聞いてたの。マジな話、全部が本当の話だよ」



「アンタ…頭おかしいんじゃねえの?」



「どうして君はそんなに信用しようとしないんだ?さっき死にかけたくせに」





それ、教師の言うセリフかよ…。







「あいにく、俺は全部ロボットだと思ってたんでね。つか、死にかけてる生徒を助けにくんのに随分時間がかかんだな?」



「こっちも感知するのに大変なんだよ。綾小路さんにも知らせなくちゃならなかったし」



「ごめんなさい…。私がもっと早く駆けつけていれば…っ。柳人にケガさせることもなかったのに…っ」






いや、それは別にいいけど…。



小梅が強ぇのは知ってんけど、女子に守ってもらうっつーのは男子として情けねえし。

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