Strawberry & Chocolate
No.2 名前~小梅side
ぎゅっと目を瞑った………その時。
コツン。
何かが頭の上に落ちてきたのを感じた。
「な、何…?」
その物体を確認しようと目を開けた瞬間、まばゆい光がその場を包んだ。
『グギャアァ!!』
怪物の苦痛に満ちた叫び声が私の耳に届く。
目を開けると怪物は光から遠のいたところでうずくまっていた。
私は目を凝らしながら、その発光体を確認する。
光の中にあったのは、消しゴムサイズの小さな長方形の石だった。
中心には、円から蛇のように伸びた尻尾のような紋様。
あのマーク…どこかで見たような…。
「な…何なの…?これ……」
-生きたいですか?ー