Strawberry & Chocolate
…一騒動があった後、ようやくお湯に浸かれたあたしたち。
木の香りが漂う少しレトロっちくな純和風のお風呂。
「いい加減機嫌直しなよー小梅。下着見られただけじゃん。家では日常茶飯事だよ?」
「そうかもしれないですけど!普通は怒るもんです。リナ、少しは恥じらいくらい持たないと。だからソラにも家族としてしか見られないんですよ」
グサリッ!!
あたしの胸に何かが直撃した…っ!!
小梅め~!!
あたしが今一番気にしてることを…っ!
「自分の気持ちを自覚してない人に言われたくないよーだっ!!」
バシャン!!
お返しとばかりにあたしは小梅の顔にお湯をかけてやった。
「わっ!!もうリナ!!」
「あーリナ姉たちお湯かけ合いっこしてるーっ」
「あたしもやるーっ!」
バシャッ!!
バシャンッ!!!
子供たちも真似してなぜかお湯のかけ合い競争に。