Strawberry & Chocolate
『なるほどな…。その子がソラだったわけか』
「うんっ!」
それからあたしたちはずっと一緒。
だからこれからも一緒にいれたらいいんだけど…。
『で。ソラに告白しないのか?』
ぶはっ!!
小梅といい…なんでみんなおんなじこと言うかなっ!?
「もう!!ヨケーなお世話はいいからっ!荷物持ってよね!」
『あいあい』
全く…みんなしてコクれコクれって。
それが出来たら世の乙女たちは苦労しないのよ。
ていうか、端から見たら絶対不自然…ってか変な光景よね。
荷物がひとりでに動いてる…みたいな。
でも、やっぱりルゥはスゴいっ。
ホントに軽々と持ってるし。
次も頼もっかなー。
あっという間に中村園に到着した。
『なぁ、荷物運んでやった代わりに飯食わしてくれっ!!』
「えっ!?ロボットってご飯食べるの!?」
『当たり前だろ!オレは育てるロボットなんだかんな!!』
リアルすぎでしょそれは。
いや、さすがっていうべきなのかな…?
「じゃ、昨日とかはどうしてたの?」
『ミドリん家で食ってた。けど諸々事情ができてな。今、ミドリん家にあんまし帰りたくねーんだ』
「わかった!運んでくれたお礼ねっ!よーし!そうと決まったらあたしが腕によりをかけて…」
『リナっ!!!危ねぇ!!かがめーーっ!!!!』
「…へっ?」