指先で紡ぐ言葉
■存在



混濁していく意識の中で


このまま消えてしまいたいと思った


それが無理なら


せめてもう二度と目が覚めないようにと


必死で願っていた


誰か存在(アタシ)を消して


もう誰の目にも触れないように


跡形も無く消し去って欲しい



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