空の彼方へ
幼なじみ
「ここに…幼なじみがいるの?」
「ああ」
ふたりはしばらく歩き、その幼なじみがいる小さな村に辿り着いた。
「チェール〜いるか〜?」
レストが幼なじみの家のドアをノックするが、返事がない。
「あれ?留守かなぁ」
すると…
「…あれ?…あんた達チェールに用があるの?」
突然後ろから声が聞こえ、振り向いてみるとそこには藍色の髪をふたつに縛り、短いワンピースのようなものを着た小柄な少女。
「あ、ごめんなさい、私アミスト・ケナディ…私これからチェールの所に行くの…あんたたちもそうならご一緒に行く?」
「あ、はい!ぜひ!」
リァリィは即答する。
「え?チェールここにいないのか?」
「うん、彼は今近くの修道院にいるの、だからここからちょっと遠いのだけどいい?」
「かまわないよ、よし行くか」
こうしてレストとリァリイとアミストは修道院へと向かった。