空の彼方へ
「…つかれた」
歩いてどれくらい経っただろうか、レストはもう足がガクガクだった。
「レストったら…ほらもう少しみたいだから頑張って」
「…そんなこと言っても……ん?あれが修道院か?」
「あ、そうそう!あそこ!」
「まじでか?!じゃあ行こうぜ」
「チェール」
アミストが修道院の扉を開けるとそこにはチェールがいた。
「ア…アミスト?!」
「チェール……やっと見つけた!!」
アミストはそう言うとさっきまでの穏やかな表情は消え、鬼のような形相でチェールが座っていた椅子を蹴り飛ばした。
「てめぇ突然村から消えやがって人がどんだけ心配して探したと思ってるんだ!!ああん?!」
アミストがチェールの胸ぐらを掴んで怒鳴っているのを見てレストとリァリィは口をぽかんと開けて見ていた。