空の彼方へ


「昔はそんなじゃなかったのに…リァリィ…」



「え?今なんて…」



「リァリィ…知らぬ間にこんなに大きくなって」




「アモールが…私のお母様…―っ」





「リァリィ!!」



セイラが叫ぶとセイラのまわりにあったガラスのような壁が消えた。



「いや…だから…だからあの時この石が割れたの?」



リァリィは自分のチョーカーの石に震える手で触れた。



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