空の彼方へ



「これは…?!」




そこには幼い頃のリァリィを抱いてるアモールの姿…




「お母様の名前はね…マリアっていうの…とっても優しくてね…素敵なお母様だったの」




「リァリィ…」





「なのに…アモールだった…なんて…私の体の中にアモールの血が流れてるなんて…」



リァリィは溢れてくる涙を堪えながらロケットを見た。





それを見たレストはリァリィをそっと抱きしめた。




「悲しいよ…」




リァリィはしばらくレストに抱かれながら泣いた。




< 141 / 187 >

この作品をシェア

pagetop