空の彼方へ
「消えてよ…弱いくせに…叶うはずのない夢をなんで持ってるの?…そんなくずの命はすべてアモール様に捧げた方がずっといいのに…」


ティナはレスト達を睨んだ。


「人の命を甘く見るな…」


チェールがティナに剣を向ける。


「まだやる気な訳?今まで出逢ったくずの中で一番諦めが悪い奴らね…」


ティナが言うと、先ほどまで倒れていたアミストが立ち上がり、ティナを見て言う。


「あんたたちの思いどおりにはさせないんだから!!さっきの仕返しよ!!」


アミストは素早く呪文を唱え、ティナの真上に赤い光の固まりを出現させる。



赤い光は、炎の形となり、ティナに向かって真っ先に落ちる。


< 16 / 187 >

この作品をシェア

pagetop