空の彼方へ
「それじゃあ困るんだよ!」

突然レストがその少女を見ながら言う。


「このままリァリィが死んだら、アモールを倒すことも、女神を甦らせることもできなくなってしまう!!治す方法とかないのかよ!」


「…アモール?……っ!」



その言葉を口にした途端彼女の顔が青ざめた。


「ティーラ?」


医者の男が彼女の名を呼ぶと彼女はうつむきながら言った。


「ごめん…ちょっと休ませて…」


そう言い、彼女は部屋を出た。



「なんだ?」



レストは首を傾げる。


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